日銀植田総裁がマイナス金利解除に言及
日本の経済はインフレ傾向になっていて、日銀はYCC(イールドカーブコントロール)の修正をしています。
そんな中、日銀の植田総裁が読売新聞の取材に対して、マイナス金利解除について言及しました。
マイナス金利解除「物価上昇に確信持てれば選択肢」…植田日銀総裁インタビュー
植田氏は、短期金利をマイナス0・1%とするマイナス金利政策の解除のタイミングについて、「経済・物価情勢が上振れした場合、いろいろな手段について選択肢はある」と回答。さらに、「マイナス金利の解除後も物価目標の達成が可能と判断すれば、(解除を)やる」と述べた。
マイナス金利解除の具体的な時期の言及は避ける
まだマイナス金利解除を決定できる状態ではないので、当たり前と言えば当たり前ですが、具体的な時期の言及は避けていました。
具体的な時期は、現状では「到底決め打ちできる段階ではない」とした。来春の賃上げ動向を含め、「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」とした。
金利上昇への備えを
今回のこのインタビュー、マイナス金利解除に言及したことと、「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」と、金利上昇を決定できる情報が出てくるのが近くなってきていることを示唆しています。
0.025%から実質0.1%までのYCCの修正に続いて、今回はマイナス金利解除に言及と、金利上昇の流れになってきています。
金利の上昇は貯蓄にとってはうれしい反面、住宅や自動車ローンの金利も上昇します。
まだ金利上昇が決定的とはなっていませんが、金利上昇に備えておくことも大事だと思います。
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