日経平均、歴史的な大暴落

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東京株式市場、歴史的な大暴落

2024年8月5日、日本株式市場は大暴落をしました。

  • 日経平均 -4451.28(-12.4%)
  • TOPIX -310.45(12.23%)
  • グロース250 -91.74(-15.92%)

2024年8月5日の終値

日経平均の下落幅は歴代1位、下落率は歴代2位の歴史的な大暴落です。

ザラ場中、投げ売りが続き、ストップ安(一時含む)は786銘柄

ギャップダウンから始まり、前場から投げ売り状態でストップ安になる銘柄が相次ぎ、後場になってさらに投げ売りが加速し、プライムで188銘柄、スタンダードで304銘柄、グロースで294銘柄がストップ安(一時含む)になり、1日で786銘柄がストップ安になるという異常事態になりました。

ストップ安になった銘柄の割合

各市場毎のストップ安になった割合は次の通りです。

  • プライム1,644銘柄中188銘柄(11.4%)
  • スタンダード1,604銘柄中304銘柄(19%)
  • グロース591銘柄中294銘柄(49.7%)

プライムでは10銘柄に1銘柄、スタンダードでは5銘柄に1銘柄、グロースでは2銘柄に1銘柄がストップ安になっています。

ザラ場中に日経平均指数と日経先物が乖離していたことについて

14時を過ぎたあたりで、日経先物が31000円を切る中、日経平均指数は31000円を切らず、400~500円ほど乖離している状態が続いていました。

これは日経平均に組み入れられている銘柄が下がりすぎていて、それ以上売られなくなっていたため、日経平均指数は先物ほど下がらなかったと考えられます。

大暴落の原因はなにか?

米リセッション入り懸念、日銀の利上げによる円高、中東情勢不安で、8月2日金曜日も大きく下落していましたが、今日の大暴落は、膨大に膨れ上がっていた個人投資家の信用買いが、円高がさらに進んだことによるさらなる下落で、追証発生・強制決済で投げ売りされた影響が大きいかと思います(個人投資家の信用買いが膨れ上がっていたのは前々から報じられていて、後場の投げ売りは強制決済されたような動きでした)

このことについて、ブルームバーグも報じています。

今後の株式市場はどうなる?

個人の信用買いがどれだけ整理されているか(おそらくだいぶ整理されていると思います)、これからの円高の進み具合次第になる部分が大きいかと思います。

金曜・今日の大暴落でパニックや恐怖が大きく残っていると思うので、積極的な買いは入りにくいですし、少し戻したら戻り売りも出てくると思うので、急反発する可能性は低く揉み合いになるか、これから円安の方向に行く可能性は低く、円高の進み具合によっては、だらだらと下がるのではないかと思います。

いずれにしても、決算が好調な企業も多く、金曜・今日の大暴落でかなり割安になっている銘柄もあるので、絶好の買い場である可能性もあります。

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